インプラントの基礎知識

インプラントの歴史

近年しか治療の分野でその発達が見られるようになったインプラントですが、実はインプラントの行われるようになったのはそれほど最近のことではなく、紀元前の昔からその治療の原型は行われることとなっていたのです。

インプラントの歴史の最初は、紀元前に中南米で発見された人骨から発見されたものであり、当時のインプラントは材質に貝殻を使用されていたものであったとされています。そのほか紀元2世紀には古代ローマで鉄を使用したインプラントが私用されている形跡も見つかるなど、インプラントを使用した歯科治療という考え方自体ははるか昔から存在したことが確認されています。

しかし当時のインプラントが現在使用されているインプラントほど高い性能を発揮していたという記録は残っておらず、どのような素材を使用したとしても、解決できない問題点が、インプラントには存在していました。それがインプラントと体内の骨との親和性です。インプラントと骨の親和性が弱いために、物を噛むなどの強い力の加わる歯には、耐えられるだけの物質が必要でした。

それだけの強い力に耐えられるだけの物質を探すために、実に様々な物質がインプラントの素材として試されました、鉄や金などの金属はもちろんのことエメラルドやサファイヤのような鉱石、比較的新しい時代になるとアルミニウムやステンレスなども試されることとなりましたが、どれも高い性能を望むことができませんでした。

ようやく人体と高い親和性のある金属が発見されていたのは1950年代のことであり、それを境にインプラントの技術は急速に成長していくこととなるのです。人体と高い親和性を持った物質として注目されることとなった金属はチタンであり。インプラントにチタンが使われるようになってからというもの、本物の歯と遜色ない人工歯が普及していくことになりました。